熱中小学校は子供から大人まで一緒になって夢中になれる題材をテーマに、様々な分野のプロフェッショナルが地域に根ざした学びを提供し、7歳の目線で学びなおす「大人の学び舎」プロジェクト。
第四期第1回目授業は、日本人にとって身近な木造建築について考える授業です。
【11月16日】わかやま熱中小学校 広谷 純弘 先生
近年注目を集めている「木造建築」
日本では古くから木造建築がつくられてきました。それは、単に建築材料が木材だったというだけでなく、日本人にとって木が身近な存在だったからだと言えます。
器や道具など、建築以外のさまざまな場面でも使用されてきた木材ですが、地震や火事に対する安全性から、鉄筋コンクリートや鉄骨に置き換わり、近代化が進んできました。
しかし近年になって、環境問題への配慮から「木造建築」に注目が集まり、新しい技術が開発されるようになりました。
海外では、CO2に対する配慮の少ない企業には、関税が高く設定されるといった事例もあります。日本ではまだまだ企業の良心に頼っている環境問題ですが、今後海外の企業との連携にあたって、無視できない問題となってきているのです。
今回、広谷先生の授業では、そんな「木」にまつわるお話を聞くことができます。
第一部では、新しい木造建築の紹介と、それを造る技術のお話。加えて身近な木の利用方法についてのお話をうかがいます。
第二部では、和歌山にて木材を生産・加工している「白樫木材」の社長、白樫さんをお迎え。和歌山のスギやヒノキ、木材の自然乾燥と人工乾燥による違いについてなど、「木のはなし」を深堀りしていきます。
これからの木材の利用方法はどう変わっていくのか。ぜひ授業を受けて、環境問題や木の知識について造詣を深め、日本人にとって馴染みの深い「木造建築」をより身近に感じてください!
◆講師プロフィール◆
広谷 純弘 先生
建築家・株式会社 アーキヴィジョン広谷スタジオ代表取締役社長、東京理科大学教授、和歌山大学客員教授。
東京理科大学工学部建築学科卒業後、株式会社建築研究所アーキヴィジョンをへて2006年株式会社アーキヴィジョン広谷スタジオを設立。他とつながることで、建築はどうなるのか?がテーマ。
■主な作品
宮内庁三の丸尚蔵館・三重県立熊野古道センター・東京理科大学神楽坂キャンパス新5号館 山荘 天の里・Work&Study IDEA・レイモンド長浜保育園...
■受賞歴等
公共建築賞国土交通大臣表彰・グッドデザイン賞・JCD デザイン賞金賞・こども環境学会賞 他多数
【開催日時・場所・料金】
2024年11月16日(土)
13:00~16:00 ※30分前開場
Work & Study IDEA(ユタカ交通本社1階) 和歌山県和歌山市中之島2287番地
【料金】
第1回目授業のみのお申込み 3,000円(税込)当日受付にてお支払い
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お問い合わせ先
わかやま熱中小学校事務局(befriend株式会社) TEL:073-422-5538
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